ハッシュタグ #げんぶー数学メモ の付いた公開トゥートです。どこでもいいので、連合に参加しているSNS上にアカウントを作れば会話に参加することができます。
母平均の推定・母比率の推定
◎母平均の推定
標本平均Xavg.はN(m, σ^2/n)に従うので、
Z=(Xavg. - m)/(σ/√n)はN(0, 1)に従う。
ここでP(|Z|≦1.96)=0.95より、
P(|(Xavg. - m)/(σ/√n)|≦1.96)
= P(|Xavg. - m|≦1.96(σ/√n))
= 0.95
よって母平均mに対する信頼度95%の信頼区間は
[Xavg. - 1.96(σ/√n), Xavg. + 1.96(σ/√n)]
◎母比率の推定
標本比率RはN(p, pq/n)に従うので、
Z=(R-p)/√(pq/n)はN(0, 1)に従う。
ここでP(|Z|≦1.96)=0.95より、
P(|(R-p)/√(pq/n)|≦1.96)
= P(|R-p|≦1.96√(pq/n))
= 0.95
よって
[R-1.96√(pq/n), R+1.96√(pq/n)]
ここでq=1-pを代入すると
[R-1.96√(p(1-p)/n), R+1.96√(p(1-p)/n)]
また大数の法則より、
nが大きいときRはpに近似できるので
[R-1.96√(R(1-R)/n), R+1.96√(R(1-R)/n)]
よって母比率pに対する信頼度95%の信頼区間は
[R-1.96√(R(1-R)/n), R+1.96√(R(1-R)/n)]
標本平均の分布・標本比率の分布
◎標本平均の分布
母平均m, 母標準偏差σの母集団から
大きさnの無作為標本を復元抽出するとき、
その標本平均Xavg.の期待値, 分散, 標準偏差は
E(Xavg.) = m
V(Xavg.) = σ^2/n
σ(Xavg.) = σ/√n
よって標本平均Xavg.は、
N(E(Xavg.), σ(Xavg.)^2) = N(m, σ^2/n)に従う
◎標本比率の分布
T=X1+X2+…+Xn (Xk=0, 1)とすると
TはB(n, p)に従う ⇒ N(np, npq)に従う
これをZ=(X-m)/σを用いて標準化すると
ZT=(T-np)/√(npq)
R=T/nより、ZTの分子分母をnで割ると
ZR=(T/n - p)/√(pq/n)=(R-p)/√(pq/n)
∴ R=T/nはN(p, pq/n)に従う
相加・相乗平均の大小関係
◎2項間の相加相乗平均
a > 0, b > 0 のとき
(a+b)/2 ≧ √(ab)
また、その等号成立条件は
a = b
◎n項間の相加相乗平均
a1 > 0, a2 > 0, …, an > 0 のとき
(a1+a2+…+an)/n
≧ (a1*a2*…*an)^(1/n)
また、その等号成立条件は
a1 = a2 = … = an