地元観光 = 日常生活圏を非日常の視点を持って楽しむこと
地元観光によってその地域を知り、関心と愛着を持って考えることができるようになる
地元が好きな人は90%以上
オンライン観光はまだまだ普及できていない
コロナ禍における旅行とは「気軽にできないもの」「リスクを伴うもの」のイメージが大半を占める
1. 地元観光から見る論点2. GoTo事業から見る論点3. 訪問事業から見る論点
地域に配慮する意識を醸成できたか?
「地元観光」は旅行がある程度許容された夏季も継承できたか?
GoTo事業はどのように受け入れられたのか?
地元観光を実施した人の割合は約4割、そして約7割の学生が今後の地元観光の実施に関心を示した
実施割合は調査を追うごとに増加するがz関心は横ばいのまま
地元への愛着度が強い人ほど地元観光をする傾向にある
地元が好きでないと回答した人も、約4割が地元観光を行った
経験した人は、経験していない人に比べて地元観光への関心が高かった
地域らしさを反映した情報を発信することで、地元愛の創出ができるのではないか
地方出身者は都市部出身者に比べて地元への関心が高い
地方出身者は地元観光を牽引していく存在になりうる
観光学部生の関心は変わらなかった→ 地域への関心を持つことこそが大事
旅行に行ったきっかけは「友達に誘われたから」が最も多く、主体的な姿勢が見られなかった
周囲からの後押しが学生の旅行を促したものと考えられる
GoToの東京除外はz半数の東京都民の旅行意欲を減退させた
都民のほうが旅行意欲は低く、頻度も少ないが、遠くへ旅行する傾向が見られた
GoToによって普段よりも高いランクの宿泊施設にとまったり、日数を増やしたりしていた。より遠方へ旅行する人によく見られた。
GoToは旅行の幅を広げる活性剤になった
GoToを利用した学生は一過性の観光客ではなく、地域のリピーターとなる可能性が高い
地域全体で迎え入れるべき
訪問先を十分に考慮できていない
コロナの感染について、訪問先のことまで考慮している人は1割に満たない
旅行のハードルが高くなった→ 良くも悪くもこれまで以上に非日常的なものになった
観光地には非日常とともに、もう一つの日常が存在していることを憂慮できるようにならねばならない
観光客の行動一つで、地域住民の日常生活を壊してしまいかねない
日常が保たれているからこそ地域本来の魅力がある→ 日常を壊してしまったら、観光客が求めているその地域の魅力が失われてしまう
訪問先を思いやる観光が増える= 観光客の質の向上= オーバーツーリズムによる観光公害の解決
その地域が持つ価値や魅力を理解、発信し、地域内で共通認識を持つことが大事
観光先は、自分たちで魅力を理解することから始めるべし
さらに理解するだけではなく、観光客へ伝えていかなければならない。地域ならではの魅力を理解した観光客は、その地域の価値を壊さないように地域を思いやった観光をしてくれる観光客である。つまり、観光地側が観光客を選別することが大事である。
観光客側も、その観光地がどんな魅力や価値を持っているのかを理解し、その上で選択すべきである。
自分の行動が他の観光客や後の観光客に影響を及ぼすことを忘れてはならない
東京都板橋区、及びその周辺地域に関する地域インスタンスです。
GoToの東京除外はz半数の東京都民の旅行意欲を減退させた